鏡の法則を効果的に使うための心の準備

こんにちは。
宿命鑑定セラピストの玲です。
鏡の法則や投影など内側と外側のシステムを知ると、日常において驚きの速さで解消できるモヤモヤが多くあります。
「もうこれからの人生は楽勝かも知れない。」
と一瞬思うこともありました。
しかし、そう簡単にいくはずもないのが人生で^^;
私は昨年占いやカウンセリングを提供し他者支援をする傍ら、プライベートでは自分自身のことで何度もつまずいていました。
鏡の法則を採用する前に、絶対にすっ飛ばしてはいけないことがあったのです。
今日は
嫌な出来事があったときに、「あの人めちゃムカつく!」ではなく、自分の内面に原因を探しに行こうとするとっても真面目な方に向けたお話しです。
また、鏡の法則をしってはいるけどよくわからない(^^;)という方へも読んで貰えたらと思います。
鏡の法則を採用する前に、すっ飛ばしてはいけないこと
自分の感情が揺れるような出来事があったときに、
いきなり鏡の法則で解決しようとしない方が良いです。
なぜなら、
あなたにとって大切な人が、「今日腹立たしいことがあってね・・・。」と泣きそうになっているとき
正論を言いますか?
「それはあなたの内側に自分を責める気持ちがあるからでね…。」
なんて、やり場のない気持ちを抱える相手の気持ちに共感することなくサクッと鏡の法則を説明することをあなたはしないと思うんです。
ですから自分にもいきなり鏡の法則を採用しないほうが良いのです。
内側を探求しにいくのはだいぶ後でも良く、まずは自分の心に喋らせてあげることです。
感じたことそのまま吐き出すことをします。

鏡の法則の前に
すっ飛ばしていけないことは湧き出た感情を吐きだすこと
鏡の法則が使いづらいわけ
鏡の法則をつかった体験談には感動しますし、自分の課題を乗り越え精神的に大きく成長することができる方法です。
しかし、私自身誰かの体験談には感心して勇気をもらえるのですが実際自分の現実問題に落とし込むことが出来なかったんですよ。
原因究明を内面から探し出そうと躍起になり、いつのまにか自分責めのループで相当苦しい時期がありました(^_^;)
それはなぜだったのか?
私が鏡の法則を効果的に使えなかった理由が
①出来事を客観視できない
②過去からの抑圧感情が沢山残っている
③自分との関係がよくない
④頭でっかちですぐ良い結果になろうとする
こんなことでした^^;
一つづつ説明します。
①出来事に対して客観視できていない。
出来事を通して湧き出た感情や身体感覚を感じとり味わう体験は肉体を持って生まれた意味です。
ですから何かショッキングな出来事が起きた際には誰もが感情エネルギーに包まれ主体的に身体感覚をとおしてそれを味わいます。
そしてその後も出来事を思い出すと同じようにその場面に感じた感情エネルギーがやってきます。
ですから私たちは温かい想い出に浸ることができます。
反面、物事を客観視しづらいのです。
とくに多感な女性は思い出すとありありと身体感覚が再現されネガティブ体験では簡単に辛くなります^^;
鏡の法則を効果的に使うにはアソシエイト(主観的)⇔ディソシエイト(客観的)のポジションを意図的に交代することが必要です。
これは支援者に話したり、一人の場合には紙に書く方法で客観的な位置に身を置くことができます。
②過去からの抑圧感情がいまだ残っている。
人間関係のお悩みでは多くが幼少期からの清算されていない感情を繰り返し体験しています。
私も現在起きた出来事が20代、10代、5歳頃の記憶につながっていて驚いたことがありました。
親子や夫婦など簡単に離れることが出来ない関係性での問題の場合、自分の本音を探っていくのは至難の業です。
人生かけての課題であることも多いからですね。
でもここをクリアしてからが自分の本領発揮でもあり、根本にある大きな問題を解決すると芋つる式にほかの問題も消えていくことがあります。
長年く繰り返されているような問題は自分でやろうとせず、専門家に頼ってくださいね。
③自分との関係がよくない
ここは1番時間をかけても良いくらい重要ポイントで自分とのラポール形成です。
とにかく一人で静かな時間を過ごし、何を言っても安全だという安心感を育みます。
他人軸や外側に意識を向けていたところから、正反対にある内側の自分へ意識を向けようとしています。
慣れていないことが多いです。
自分との関係を良くする最短で最良の方法は身体をリラックスさせること。
肉体疲労をまずとり、自分の日常生活にダラダラ出来るくらいのゆとり時間を確保することが効果的です。
自責や自己否定感情が強い方やエネルギーに敏感な方は無意識で身体が力んでいます。
私も無意識の身体の緊張による歯ぎしりやくいしばりで、歯がすり減ってしまうほどでした。
リラックス時間を毎日しっかり取るようになり、終始険しかった顔つきもいまはだいぶ改善しましたよ^^;
④頭でっかちで良い結果になろうとする
繰り返しになりますが親子や夫婦など簡単に離れることが出来ない関係性での問題の場合、自分の本音を探っていくのは至難の業です。
鏡の法則でよくある関わった人々や出来事に感謝が湧きだすような結果に無理になろうとするのは良くありません。
私がたいてい陥ってたやつです^^;
もちろん人を許したい、憎しみを捨てたいって気持ちでワークに取組むのでそんな結果を求めるのは無理もないのです。
しかし、憎しみから感謝のエネルギーって正反対です。

ふり幅が多いのは二極化の性質です。
出来事に対し、客観的にとらえるようになったときがニュートラルポジションです。
まずはニュートラルポジションを目指すくらいで良いのではないでしょうか。
色々とかきましたが私自身鏡の法則で内面の状態を気づかされました。
ここにこだわり自分のなかに原因を探しすぎて、苦しんだこともありますが、気づいて楽になれた時のエピソードを書きますね。
鏡の法則で気づいたこと
夫のすること全てが目に余りイライラする時期がありました。
例えば、
•台所のシンクに生ごみを放置しておく
•洗濯ものを干すと言ったのに、午後までやらない(やるつもりだったそう)
•部屋を散らかす
•ケーキを大量に買ってくる(ケーキの気分じゃなかったのに)
•頼んだのに忘れてる
•ご飯を作ったのに食べてくる
些細な出来事過ぎて我ながら器が小さい(笑)
ですが、普段から「私はこうして欲しい。」と伝えているのにまるで馬の耳に念仏だったのですよ。
ついにある日、夫に「なんで私が嫌な事ばっかりしてくるの!!」とブチ切れ大声を出しました。
その瞬間、
このセリフが自分宛ての心の叫びだと悟ったという…(笑)
シーン…と時間が止まった感覚の中で自分自身に対する申し訳なさと「夫、悪くないじゃん。敵じゃない。。」という安堵感?
肩の力が抜けて、全身がすごく楽になり感極まりました。
体全体が温かいものに包まれる感覚で、「ごめんなさい。ありがとね。」と自然に言葉がでました。
夫は普段と変わらず「はいはい、僕もごめんなさいね~」って感じでした。
相手に感動は無い(笑)
解説は、私は長年自分に対して自分が嫌な事ばっかりを課してきていたということです。
思えば、体調が良くなくても薬を規定量以上飲んで(やっちゃダメ)仕事に行ったり、やりたくない頼まれごとばかりを無理してやっていました。
自分が自分に嫌な事ばっかりさせていて、内側の自分は不満爆発だったのです。
そんな自分の内面世界を夫が外側で再現して「内面が爆発寸前だったこと」を教えてくれていたんです。
伴侶は基本的には未解決の課題への協力者です。
お読みくださりありがとうございました。


