算命学:西方天中殺『親の望む生き方』『人と同じ生き方』を目指すと苦しい理由


こんにちは。
宿命鑑定セラピストの玲です。




さて本日も算命学からヒントをもらっていきます。



人と同じ生き方や親の望む生き方、社会通念上価値があると思われていそうなものを採用しても自分自身の満足にそれが該当するかはわからない。



もし今、自分の生き方がいまいちしっくりいっていなかったり姉妹や兄弟関係がギクシャクしている方はこのお話がヒントになるかもしれません。








『親の期待する生き方』を目指すと苦しい理由


『親が期待する生き方』を目指すと苦しい理由は、

家系の流れをリレーだとして、自分がどの部分を走る選手なのかはあらかじめ決まっているからです。
(宿命上のお話しです)








家系の流れはリレーのようにそれぞれに役割が決まっていて、宿命上必ず私たちはどこかのグループに所属しています。



親が家を継いでほしいと願っても、自分自身は家系から飛び出す役割を担ってきたかも知れないのです。

トップをひた走る初代運:子丑天中殺グループ

そのままの順位を守りあとに引き継ぐ継承運:寅卯天中殺グループ


別の夢を追いたいはみだし運:戌亥天中殺グループ


異色の風を吹かせるはみだし運:辰巳天中殺グループ


追いあげて順位をあげちゃう継承運:申酉天中殺グループ


ゴールして締めくくります末代運:午未天中殺グループ





兄弟姉妹間でどの役割を担ってきたのかは様々にあり、長男長女だから必ず家を継ぐ役回りであるということではないのです。
長男長女関係なく、継承運の子がその家系を継承する役目を担っているということです。



古いしきたりにこだわりすぎると、家系内で苦しさが生まれます。




子丑天中殺グループの特徴:初代運
その家系で生まれても後々新たに自分が創始者となり流れを作る役目を持つ。
・家系の恩恵を受けにくい(父親縁が薄い)
・道を切り開いていくため、人生を明るく考える楽天家
・子ども運が良い
・若年期から自我心が強い子



寅卯天中殺グループの特徴:二代目・三代目
・順当に家系の流れを引き継ぐ
・家系の恩恵を受けられる(母親との関係は薄い)
・築いたものを守るパワフルさがある人。
・目上や目下両方にも恵まれる子



戌亥天中殺グループの特徴:他力一代運
・現状に満足せず家系の流れから夢を追い飛び出す
・空想が得意で繊細で好き嫌いは多い
・家系から離れることで開花
・若年期からマイペースで自分の世界を大切にする子



辰巳天中殺グループ:自力一代運
・自分のやりたいことが親族になじまない・理解されずらく家系に染まらない
・現実に強く、苦しくても逃避せず逆境に生きる。
・お世辞は効かない
・若年期は気持ちを言葉にしづらい子の傾向(経験を通して強くなる)




申酉天中殺グループ:二代目・三代目
・家系の恩恵を受け、さらに発展させることが出来る
・仕事はいつも多忙になりやすく、全力で生きる人
・スピード感があり、人がスピードについてきづらいことがある
・若年期からエネルギッシュで花がある子



午未天中殺グループ:末代運
・家系の流れの最後を受け持つ人。
・本人までは継承し、自分の代で締めくくりその後から家系の流れが変化する。
・実家との縁が深くなる。
・若年期から落ち着きがあり、静かに周囲を見ている子






私達はたまたま偶然その家系に生まれ落ちたのではなく、
流れを引き継ぐ係
流れに彩りを加える係
家系を発展させる係
そろそろ締めくくる係などなど
無意識下で役割を引き受けてやってきています。


脈々と続くこの家系のカラーをこれからどうするか?
そんな相談をしているイメージ










自然界は不自然では成立できません。
不自然というのは停滞や偏りを意味します。



たとえば似た者同士でいるのは心地よいけれど、新たな意見は生まれにくくそこには成長がありません。
これを停滞といい、停滞している家系や偏りがある家系に対しては循環を促すように様々なタイプの子が生まれてくるのです。


ですから同じ家にうまれた姉妹兄弟でも親や親族と価値観や心の満足が異なって当然なのです。



私は3人姉妹ですが、そうとも知らない時には姉や妹と自分を比べていました。



なぜお姉ちゃんは親や親戚からも大事にされているんだろう。
なぜ妹は親の言葉を素直に受け入れられるんだろう。

寅卯天中殺グループの姉は脈々と家庭的なカラーを受け継いでいますし、
午未天中殺グループの妹は目上を慕いますね。



役割が違うだけなのですが、子供時代の私の目には家系のカラーに染まれない自分は悪い子のような気がしました。
お正月の親族の集まりはなんか変な感じでしたね^^;



家系の流れを受け継いでいく子供と家系のカラーに染まらない役回りの子供では幼少から違う感性です。
違和感なく家系にどっぷりつかっていたら、本来の役目が果たせないというわけです。



この辺りは親や姉妹間とのわだかまりにもなりやすいので、ご自身や家族について立ち位置をお知りになるとスッキリすることがあるかも知れません。






『人と同じ生き方』を目指すと苦しい理由





さて同じ6種類の西方天中殺を利用してそれぞれのグループの価値観をまとめていきます。
生き方に反映されやすいと言えます。



そもそも人間には誰でも平等に欠けた場所を一つ持って生まれます。(天中殺現象)



北方:目上や人生の師・父親の場所
南方:子孫や目下の場所
東方:社会や友人・母親
西方:家庭・配偶者
天頂:夢やロマン・精神
中央:現在地点・家系



算命学でいう欠けとは「無い」ということではなく、居心地が悪かったり落ち着く場所ではないという捉え方です。
(自分と不自然融合すると表現されます)


そして、不自然な場所と対となる場所が心の拠り所となる、ということになります。




子丑天中殺グループは敷かれたレールを進むのではなく、自分が開拓することに価値を置きます。

北方(目上・父親の場所)が不自然であり、目上に恵まれなかったり若年期でさえ目上に対しぎこちなかったりする。
そのため心の拠り所は目下・子供・部下にむかい、晩年自身がリーダーとなり人情味あふれる頼れる人となる。
発起人や組織のリーダーに向く。



寅卯天中殺グループ家庭に価値を置きます。
東方(社会・友人・母親の場所)が不自然であり、社会の場でぎこちなさを感じたり母親と深く分かりあえなかったり。
よって安らぎを自分の家庭に求める。
心の拠り所は安息できる家庭で、自分の家庭を大切にする人となる。
家庭や家族に関する仕事に向く。(料理・掃除・リフォーム・家・介護)



戌亥天中殺はグループ自分の夢や理想を追うことに価値を置きます。
中央(自分・現在地点の場所)が不自然となり現状への満足感が得られにくく、ついに心の満足へ進む。
夢と現実のはざまで揺れながら心のよりどころは精神世界、ナイーブで危うさが魅力の夢追い人となる。
アーティストやアパレル芸能などに向く。



辰巳天中殺はグループ現実に価値を置きます。
天頂(自分の心)が不自然であり言葉や感情を捉えて心を表現しずらく、体験的な事や人生の苦楽を通して心を作っていく。
(行動的な表現がその人の心であり、物を贈る>言葉を贈るとなる。)
心の拠り所は精神性よりも収入や社会的立場。
破天荒で奇想天外な生き方に向く。

申酉天中殺はグループは仕事に価値を置きます。
西方(家庭・配偶者の場所)が不自然となり、家庭でぎこちなさを感じるために社会に自らの居場所や活躍を見出す。
目上目下とも縁があり、仕事で成功しやすい。
人生の武器は行動力や前進力で、社会で経済を回す人となる。
仕事に生きる。

午未天中殺はグループは智慧・哲学に価値を置きます。
南方(部下・目下の場所)が不自然となり、目下との関係で(子育て)ぎこちなさを感じる。
救いを目上や哲学に求める。
目上が居なくなる晩年の心の拠り所は真理で、生涯学び続ける人となる。
物事をまとめたりきっちりやりきる、知性派。







天中殺は自分にとって不自然であるからこそ、そこに答えを探しに行ってしまう。
手ごたえが欲しかったり執着する傾向があります。
エゴが発動します。




何故だか人生を通して自分はそこで満足を得られたことがない。
手に入れたい。



周囲と自分を見比べてしまうことで欠乏感を感じますが、本心で大切にしたいものはそちらではなく、既に自分にあるものだったりします。






お読みくださりありがとうございました。



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