大運初旬を読む:初旬の重要性と魂が学びたいこと

こんにちは。
宿命鑑定セラピストの玲です。

さて、大運については本日で一区切りです。
本日は過去にさかのぼり大運をみていきます。



鑑定の中でもこのコーナーはご相談者様一人一人が過ごしてきたこれまでの時間にタイムトラベルするような感覚があります。





大運は年輪のように加わる


宿命は実気(じっき)と言われ誕生と同時に入り込む氣とされ、環境に左右されることはありません。
実氣の反対は虚氣(きょき)と言われ環境から影響を受け発生し、大運は虚氣にあたります。
人生の途中途中で参加してくる大運という運氣は自分自身に年輪のように加わっていくものです。



年運は皆同じエネルギーを受けますが、(命式が違うため反応は個々に違う)
大運は個々のもの、という違いがあります。




大運のスタート年齢は1歳から10歳までと人それぞれ異なりますが、早い遅いで良し悪しはありません。



運気は10年ごとに切り替わりますが、そのタイミングもきっちり誕生日を境に突然切り替わる!などどいうことはありません。



節運といって運気と運気が切り替わるグラデーションのような期間を経て前後の気をうけて変化していくそうです。
節運は大運終了前後3年ほどの期間をさし、その期間は運気が不安定な時期でもあります。




大運の初旬判断


大運で初めて出会った星は大変インパクトが強いとされます。
私自身は初旬の星が人生のメインテーマになるのではなかろうか?と思っています。




実際、私はそうなっている感覚がありますね^^;
初旬に巡ったのが司禄星。
司禄星大運:(土性:家庭、蓄財、忍耐、努力、妻)




天中殺で不安定な運気ですから、それなりに当時の家庭環境は波乱に満ちていました^^;
(全てそのような現象につながるわけではありません)




この司禄星のテーマをもとに「ああでもない、こうでもない」と理想と現実のギャップや葛藤を抱えてもがいてきたように思います。(笑)



家族というテーマはずっと私の中にあり、二転三転と節目ごとに気持ちを変化させながら本当に望む家族のカタチを体現することに今もチャレンジしているところです。



後はコツコツ継続し積み重ねることも、課題となっている(笑)
このように初旬の星は他人にはわからずとも、10年後20年後と成長しても様々な気づきを自身に与えてくれるものです。





初旬では人生で初めて体験する想念に対して無意識で素直に受け入れられるか?
摩擦や葛藤となるのか?
これらも見て行きます。



私の場合は想念の感応がスムーズに始まらない剋氣とされ、思いどうりにいかなかったと思います。


小学生低学年の時には既にこの世に絶望していましたから、相当感度が鋭い子どもと言えます(笑)


でもこのもがきを魂は経験したかったのですね。


最初から理想的なものが手に入ったら、人はありがたみや感動を感じません。
欲しいものが最初から手に入っていたり、欲しいものが分からない人生ではどうも前進する気力が出ませんよね^^;



ですからこの世は自身が身につけたいものや欲しいものが不足している、
自分には足りていないように感じるという強力な渇望感や不足体験から始まります。



特に幼少期に苦しかった体験は自分が何を欲していたのかを探る重要なヒントになります。
そこに自分が欲しいものや味わいたいものがあるということです。



我が家もそうでしたが、お金に対する苦労や不安も感受性の高い幼少期に望む状態と対極にある体験をしていることが多いようです。



味わうと満足したり学びが終わるのですが、価値観として定着してしまうことで長年悩みとして現実にお金問題などが繰り返されてしまうのです。



司禄星や禄存星は引力の星ともいわれますが別名:愛の星ですね。



この星は様々な形の『愛する・愛される』を学んでいきます。
そのため多くの場合愛情飢餓や愛情不足という悲しみや寂しさ・孤独感を先に体験します。


裏を返すと、このしんどい身体感覚を通して自分が欲しい幸福な感覚を求め獲得しようとしている、ということになりますね。



両極を獲得することで一つの学びとして体得し愛を知った魂になるというわけです。




そして大運はこのように同性のものが陰陽又は陽陰と順に巡るようになっています。
(順序はそれぞれ)

石門星大運:(木性:集団の守り、社会性、仲間)

貫索星大運:(木性:単独の守り、自己、自分自身)

調舒星大運:(火性:反骨精神、芸術、ロマン性、女の子)

鳳閣星大運:(火性:表現力、冷静、自然、公平性、男の子)



木性で言えば、まずは自分を確立したのち集団に入っていく計画なのか?
それとも集団の中から自分というものを発見していく計画なのか?



これにも個々の戦略が現れるところです。
私は先に自分軸をたてる貫索星大運からの巡りでした。


集団に流されてきた自分自身の半生を考えると、まず先に自分自身を頑固に貫く貫索星大運を過ごしてから集団に入るという「魂の計画」に素晴らしさを感じます。



たどってきた大運では自分の乗り越え体験が必ずあるはずです。
楽しく過ごした時期や苦い体験もあわせて年輪のように味わい深く自分に足されています。



大運はこんな形で自分と向き合うツールに役立ちます。
お一人で探っていくことは難しいこともありますので、大運をヒントに探るのもお手伝いしています。

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