言いたいことを言わないことが、生存戦略だった⸺戦略を変えることの怖さと、その先にあるもの

こんにちは
「言いたいことが言えない」
40・50代女性の 境界線を育てる専門カウンセラーの玲です
今日は、少し重たいテーマを書きます。
でも今⸺ 自分の内側と向き合おうとしている人に、届いてほしい話です。
私の「生存戦略」は、転校で生まれた
小学校から中学校にかけて、4回転校しました。
転校するたびに、私は考えていました。
自分は受け入れてもらえるだろうか。
ありのままでは、たぶん無理だろう。
ここに居る価値を、発揮しなくてはいけない。
だから⸺ 周囲の様子に全エネルギーを注ぎました。
誰が誰と仲がいいか。
どんな空気が流れているか。
何をすれば喜ばれるか。
何をすると嫌われるか。
とにかく対立は怖かったです。
子どもだから対立は当たり前なのに、それがとにかく怖くて先回りして気を使い続ける。
これが私の「生存戦略」でした。
言いたいことを言わない。
自分の気持ちより、場の空気を優先する。
価値を証明し続けることで、居場所を守る。
その戦略は、本当に「正解」だった
誤解しないでほしいのですが⸺ この戦略は、間違いではありませんでした。
あの頃の私には、必要だったんです。
新しい場所に馴染まなければならない。
友達を作らなければならない。
4回も、また一からやり直さなければならない。
そのたびに「言いたいことを言わない」ことで、私は場所を確保してきました。
傷つかずに済んだし、対立を避けられたんです。
その戦略が、幼い私を守ってくれていた。
でも大人になっても、戦略は続いていた
問題は⸺ その戦略が、大人になっても続いていくことです。
職場でも。
家庭でも。
大切な家族や深くつながりたい人との間でも。
「言わない方が安全」
「合わせておいた方がうまくいく」
「対立したら、関係が壊れるかもしれない」
もう転校しなくていいのに。
もう居場所を証明しなくていいのに。
身体はまだ、あの頃の戦略で動いていた。
気づけば⸺ 人から嫌われることはなかった。
でも、自分自身に嫌われていたんです。
本当に言いたいことを言えないまま、どんどん自分が遠ざかっていく感覚。
「私はどうしたいのか」がわからなくなっていく感覚が付きまとっていました。
戦略を変えることは、簡単ではない
ここから先を、正直に書きます。
「言いたいことを言えるようになろう」
「境界線を引けるようになろう」
そう決意したとき⸺ 多くの人は、ある壁にぶつかります。
怖い…
それだけじゃありません。
自分で自分をないがしろにした惨めな気持ち…
当時は気づかなかった感情を今ありありと感じてしまうのです。
ですから自分の影と向き合う人は少数です。
そして長年自分を守ってきたものを手放すのだから、そう簡単にはいきません。
「言わないこと」は、ただの癖じゃないのです。
小さい頃の自分が命がけで編み出した、生き延びるための知恵です。
その知恵を手放すとき⸺ 古い悲しみが出てくることがある。
見たくなかった自分の影…それはそこに居ると気づいて貰えなかったもう一人の自分です。
「やっぱり私には無理だ」という声が出てきます。
でもこれは失敗じゃない。
蓋を開けたから、出てきたんです。
蓋を開けると、何が出てくるか
言いたいことを言えない苦しさ⸺
その蓋を開けるということは、その苦しみを直接見るということです。
「居る価値を証明しなければ、ここにいられない」と思っていた子どもの自分。
「対立したら全部壊れる」と怯えていた自分。
「言ったら嫌われる」と信じ込んでいた自分。
それらは、ずっと蓋の下にいました。
見ないようにしてきたから、なんとかやってこれた。
でも⸺見ないようにしてきたから、未解決のままずっとそこにいた。
蓋を開けることは怖い。
でも蓋を開けない限り、その子はずっとそこにいます。
「そうか、そう思ってたんだね」
私がカウンセラーとしてしたいことは⸺ その蓋を開ける瞬間に、一緒にいることです。
解決しようとするのではなく。
励ますのでもなく。
ただ、そこにあるものを一緒に見る。
そして言葉にする。
「そうか、そう思ってたんだね。」
居る価値を証明しなければと思っていたんだね。
対立が怖くて、ずっと先回りしてたんだね。 言え
なかったんじゃなくて、言わないことで守ってきたんだね。
ただ、受け取る。
責めるのでも、慰めるのでも、解決するのでもなく。
その瞬間に、何かが緩みはじめます。
蓋を開けた先にあるもの
先ほども言いましたがこれをやる人は、少ないと思います。
怖いから。
苦しいから。
自分の影を見るのは、しんどいから。
でも⸺ その先に、本音が言える自分がいます。
価値を証明しなくても、ここにいていい自分が。
対立を恐れずに、「私はこう思う」と言える自分が。
それは遠い理想じゃなくて⸺ 蓋を開けた先の、自然な変化です。
まずは無料相談(30分)からどうぞ。
蓋を開ける最初の一歩を、一緒に踏み出しませんか

